私たちの想いConcept

被災三県の子供たちの笑顔から、髪の毛を失った全国の子供たちの笑顔へ。

被災三県の子供たちの笑顔から、髪の毛を失った全国の子供たちの笑顔へ。

東日本大震災以降、オリジナルキャラクター破牙神ライザー龍と共に、被災三県の幼稚園、保育園で年間200を越す無償公演を続けている私たちが、「ヘアドネーション」と言う言葉を知ったのは、リュウプロジェクトの立ち上げメンバーの一人が、昨年7月に開催したスーパーライブ以降、癌を発病し、治療のため、入退院を繰り返していることがきっかけでした。

 本人は現在、手術を目指し、複数箇所に転移している癌細胞を抗がん剤等の化学療法で、癌と戦っているのですが、その彼が、入院中に同じように抗がん剤で髪の毛を失った子どもたちに接し、
「病気で髪の毛を失った子どもたちに我々で出来ることはないだろうか…」
この言葉がプロジェクトのスタートでした。

小児がんは、毎年約2,500名の子どもたちが新たに発症しており、現在も16,000名近くの子どもたちが小児がんと闘っています。

治療による苦痛はもちろんのこと、抗がん剤や放射線治療によって髪の毛が抜けるなど、以前の自分の姿と比較して塞ぎ込んでしまう子どもたちも大勢います。様々な理由で髪の毛を失った子どもたちは、外に出かけたり、友達と遊んだり、そんな当たり前のことでさえ、周りの目を気にして出来なくなり、精神的に深い傷を抱えています。

市場には、安価なウィッグも出回っているのですが、安価な物は、化学繊維やアクリル製で出来ており、サイズも固定のため、ひと目でカツラとわかってしまい、かえって子どもたちの心の傷を広げてしまいます。

しかし、人毛を使用した完全オリジナルウィッグとなると、30~80万円という高額な費用がかかり、さらに子どもたちの成長に合わせてメンテナンスをしなければならず、ただでさえ治療費がかかっている家計にとっては、その経済的負担は大きく、なかなか手を出せないのが現状です。

そんな日本中の髪の毛を失った子どもたちのために私たちができること...
それは、「髪の毛を集めてナチュラルな完全オリジナルウィッグを製作し、子どもたちに無償でプレゼントをする」こと。
髪の毛を失った子どもたちに、笑顔・明るさ・元気・勇気を取り戻してもらいたい。
小児がんやその他の疾患、先天性および心因性の脱毛症・無毛症、不慮の事故、その他様々な理由により髪を失ってしまった日本中の18歳までの子どもたちに無償提供することで、子どもたちを笑顔にしたい。

ヘアドネーションプロジェクト

そんな思いで、特定非営利活動法人HEROでは、「リュウプロジェクト」と並行して新たに、病気で髪の毛を失った全国の子どもたちの笑顔を取り戻すことを目的に「ヘアドネーションプロジェクト」の活動を始めました。

一人の子にウィッグを贈るのに、20人から30人分の髪の毛が必要です。そして、その髪を同じ質感にするための専門液によるトリートメントに半年から1年の月日がかかります。
皆様の善意で作られたウィッグを初めて子どもたちにプレゼントできるのに、最短でも1年以上の月日がかかります。

この様に、このプロジェクトは、結果にすぐ結びつくプロジェクトではありません。しかし今、私たちが一歩を踏み出さなければ、1年後に何も変わることができません。

私たちは、破牙神ライザー龍の活動で度々訪れている東北大学病院小児腫瘍センターと連携しながら、この「ヘアドネーションプロジェクト」を進めています。私たちの1歩は小さな1歩ではありますが、1年後の笑顔に向けて確実に歩んでいきたいと思います。

このプロジェクトは、私たちだけでは動かすことができません。皆様の力が必要です。
どうか、皆様方の温かいご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年5月
特定非営利活動法人HERO スタッフ一同

東北大学病院小児腫瘍センター 呉 繁夫センター長

東北大学病院小児腫瘍センター 呉 繁夫センター長

龍が初めて東北大学病院小児病棟に来てくれたのは、2016年5月のことでした。入院中の子どもたちへの訪問をお願いしたところ、すぐにご賛同くださり、被災地支援の合間を縫って小児病棟に駆けつけてくれました。

龍と会った時の子どもたちの反応は、私の想像を越えるものでした。楽しい、嬉しいだけでなく、ベッドの上でガッツポーズをする子、真剣な表情でゆっくりとうなずく子。その日から龍は、子どもたちにとって、一緒に病気と戦ってくれるヒーローになりました。

龍から、メンバーのおひとりが闘病中であること、そして当院への訪問をきかっけにヘアドネーションのプロジェクトを始めると聞いたとき、龍ならきっと子どもたちの力になってくれると確信しました。日々成長を続ける子どもに合う毛髪は形や大きさも一人ひとり異なり、退院後も髪の悩みを抱え続ける子どもたちは多くいます。龍の呼び掛けにより、多くの方からのご賛同をいただき、このプロジェクトへのご支援を心からお願い申し上げます。

東北大学病院 小児腫瘍センター
センター長
呉 繁夫

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